アカエム打ってますかー!?(挨拶)
さてさて、
ソフトテニスを始めてみたい!
けど何を準備していいのかわからない!!
という人もいるかと思います。そして、そういう人の参考になればいいなと、中高とソフトテニス部だったライターのなかむらが準備について書いてみようと思います!
今回はラケット編!
ラケットがないとアカエムが打てませんからね!
ではラケットはどういうものを選べばいいのでしょうか。判断する要素は実はいろいろあるんです! さっそくどうぞ!
面
ガットが貼られた部分を面(フェース)といいます。面が広いとその分スイートスポットも大きくなるのでボールが拾いやすくなります。また、ボールが飛びやすいので、比較的パワーが弱い人向きといえます。
面が狭いとスイートスポットは小さくなりますが、コントロール力は上がります。また、大きな面に比べて空気抵抗が少ないので振り抜きやすいといわれます。
ちなみにスイートスポットとは、めちゃくちゃざっくり言うと「ボールが気持ちよく打てるポイント」です。細かく分けるといくつか種類があると言われますが、とりあえず最初はその程度の知識でいいと思います。
シャフトと長さ
・シャフト
シャフトは、ラケットの面とグリップをつなぐ部分です。つまり、ボールのインパクトを握っている手に伝える役割を果たします。形状は2種類あり、それぞれに特徴があります。
2本シャフト
その名の通り、2本に分かれているシャフトです。上のイラストのものですね。2本で面を支えているため、ボールを打った時の衝撃が分散されます。つまり面がぶれにくい=安定性が高くなるため、どちらかというと前衛向きと言われます。
ですが、最近は後衛向け(ストローク用)でも2本シャフトが出ていますので、オールラウンドに使えると考えていいでしょう。
1本シャフト
グリップと面がそのままストレートにつながった形状です。2本シャフトに比べてよくしなる分、勢いがあるボールを打つことができます。ストロークを武器にする後衛向きの形状です。スイートスポットにきちんと当てないとうまくコントロールできないことや、ボールの衝撃がストレートに伝わることもあり、ボレーなどのネットプレーには向かないと言われています。
なかむらの個人的な感想なのですが、最近は2本シャフトが主流なのかなという気がします。ダブル前衛がスタンダードになってきたことも理由なのかなあと思いながら、1本シャフトしか使ったことないなかむらは、ちょっと不思議な感じがしています。
・長さ
ラケットはどれも同じ長さだと思っていませんか?
実は違うんです!
遠心力を利用してボールを飛ばせるので、初心者の人やパワーがない人は長い方がいいと思いますね。また、高い打点から打てるので、サーブやスマッシュなどの威力が増します。
一方、短いとコントロールがしやすくなります。ネットプレーなど瞬間的なプレーには短い方がいいと言われています。ですが短すぎると、パワーが足りない場合にボールを飛ばしにくかったりします。
グリップと重さ
・グリップ
ラケットを握る部分をグリップといいます。巻いているテープはグリップテープといいます。部活だと、テープのカラーを変えることで個性が出たりしますね。
グリップは太さにいくつか種類があります。
細すぎるとうまく力が伝えられず、コントロール性が落ちます。逆に太すぎると単純に打ちにくいです。また、インパクトの瞬間に握り込むので、太すぎると握力めっちゃ使います。
ちなみになかむらの時代は、握りこみやすいため、少し太めがいいと言われていました。が、そもそも人の手の大きさは十人十色ですので、実際に触ってしっくりくるかどうかを確かめてください!
・重さ
個人的には、重さって結構大事だと思っています。重要なのは、軽いのがいいわけではないということです。
「でも素早く振れるのでは?」
と思うかもしれませんが、軽いとボールを打ち返すのにそれなりに力が必要になります。なので、パワーがない人が軽いラケットを選ぶと手首を痛める可能性もあります。
重さがそれなりにあると、ボールの勢いに負けずに打てます。もちろんパワーがある人が打てば、より力強いボールを打つことができます。もちろん重すぎると腕への負担になるので、これもちょうどいいものを実際に触って確かめてくださいね。
そして大事なのは、重さがどこに配分されているか、です。ヘッド(ラケットの先)が重いと遠心力を利用して、力強いボールが打てます。逆にグリップ側が重いと、ラケットを素早く振り上げることができます。これはプレースタイルに合わせて考えましょう。
注意していただきたいのは、グリップサイズと重量はメーカーによって表記がさまざまなんです!
参考までにMIZUNOさんの表記はこちら(ソフトテニスラケットサイズについてをご覧ください)
YONEXさんの表記はこちら(テニスラケットのサイズ・重量について知りたい。をご覧ください)
ざっくり紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
自身のプレースタイルや筋肉量、手の大きさなどによって、しっくりくるものが違いますので(何度も言いますが)、お近くのスポーツショップへ行って、実際に触って確かめてくださいね。こちらからショップを調べられます!
メーカーのページや販売店などには、「上級者向け」や「前衛向け」などの指標があります。上級者向けとは、たとえば「スイートスポットが小さいけどきちんと打てば威力がすごい」のような使いこなせば能力を発揮できるものが多いと考えていいでしょう。
そういったものを参考にしながら、自身に合ったラケットを探しましょう。わからないことは、店員さんにバンバン聞けば教えてくれます!
また、ソフテニ・タイムズの「アイテムレビュー」でラケットを紹介している記事がありますので、そちらも参考にしてみてください! 実業団選手が実際の使い心地を解説しています。いくつか紹介しますね。
ちなみに、公式試合に出場できるのは日本ソフトテニス連盟公認メーカーのみとなります。一覧はこちらからご確認ください。
これからソフトテニスを始めるみなさんの参考になれば幸いです。
正しい準備で楽しくソフトテニスを!
それでは!