自分のスタイルにマッチしたラケットを使いたい
でもどんなラケットを使ったらいいかわからない
そんなプレーヤーにソフテニ・タイムズがお送りするラケットレビューシリーズ
今回ご紹介するのはゴーセンの後衛用ラケット
「CUSTOM EDGE TYPE S」です
あれ? 以前も同じラケットをレビューしていなかったっけ? と思ったあなた、この記事を読めば、同じラケットでも、使う人によって千差万別の働きをすることがわかるでしょう
では、アスリート社員によるレビューをお伝えしちゃいます
●アスリート社員紹介
名前:濵口 昇(はまぐち のぼる)
所属:名古屋アカエムクラブ
ポジション:後衛
ソフトテニス歴:31年
プレイスタイル:ひたすら後衛と勝負!
使用中ラケット:ゴーセンCUSTOM EDGE TYPE S
●ラケットデータ
●レビュー
CUSTOM EDGE TYPE Sの特徴は何といっても自分のスタイルに合わせてラケットのトップやグリップに、重りやパーツをセットすることが出来るカスタム性の高さ
ですね。だから、プレーヤーによってラケットの使い方も全然違ったりするんですよ。
例えば、土井内君は僕と同じ後衛で、ラケットも同じCUSTOM EDGE TYPE Sを使っています。彼のスタイルは短期決戦の先手必勝型。パワフルなショットを最大限活かすために、推奨張力が25~35ポンドのところを、硬式テニスのガットを41ポンドとかなり硬く張っています。
一方、僕は相手後衛を前後左右に揺さぶって、最後はパートナーの前衛に決めてもらうスタイル。後衛同士の長いラリーが続くので長期戦の我慢比べになりがちです。だから僕は、相手後衛を翻弄するためにゴーセンの「ミクロゼット」(現在廃盤)というガットを、17~18ポンドとかなりゆるく張っています。「ミクロゼット」の断面は卵型になっていますし、このテンションの緩さに、ラケットのしなりも加わってボールによく喰いついて回転が掛かるんです。ただ、ここまでガットが緩いと普通はボールが飛ばなくなってしまいます。そこで、僕はトップ側にCUSTOM EDGE専用の重りの中でも、一番重い5gの重りをセットしているんです。こうすることで、回転やコントロール性を最大限活かしつつ、スイング時には遠心力が働くので、
ボールを飛ばすパワーも確保
することが出来ます。
僕の得意ショットは角度を効かせたクロスショット。これ一本でエースを取ることもあって、仲間からは剃刀シュート
なんて呼ばれています。ただでさえ鋭い角度で切り込む上に、斜め回転をかけているので、相手前衛が警戒していても野球のカーブのように外側に逃げていきます。仮に相手後衛が返球できたとしても、次はストレートロブを打てば、相手後衛は走る量が多くなるので疲弊していくんです。ソフトテニスを始めて31年、体力こそ落ちましたが、こういう戦略を考えるのはお手の物。そんな僕のスタイルを活かせるのもCUSTOM EDGE TYPE Sのカスタム性があるからでしょうね。このラケットは僕のスタイルにマッチした
最良の一本
と言えるでしょう
いかがでしたでしょうか
同じラケットでもプレーヤーによってここまで活用法が違うんですね。
ソフトテニスの奥深さが垣間見えた気がします
今後もソフトテニスアイテムを紹介していきますので、
次回の更新をお楽しみに