自分のスタイルにマッチしたラケットを使いたい
でもどんなラケットを使ったらいいかわからない
そんなプレーヤーにソフテニ・タイムズがお送りするラケットレビューシリーズ
今回ご紹介するのは2018年7月発売の後衛用ラケット、ヨネックス「NEXIGA 80S」です
アスリート社員によるレビューをお伝えしちゃいます
●アスリート社員紹介
・名前:平野 貴次(ひらの たかつぐ)
・所属:ルーセント大阪
・ポジション:後衛
・ソフトテニス歴:14年
・プレースタイル:攻めのストローク
・入賞歴:大阪府民大会2位
・使用中ラケット:NEXIGA 80S
・ミニ紹介:小さな体格から強烈なボールを打ち込みます。
●ラケットデータ
●レビュー
NEXIGA 80Sを打った感想としては、小さなスイングからでもスピードボールが打て、ドライブ回転が勝手にかかっている印象がありました。
こう、インパクトの瞬間にグリップを少し強く握ると、ラケットが上にあがるので、自然とドライブが打てます。ボールをこするように打つのではなく、ラケットを前に押し出すように振りぬく感じですね。
そうすると、打った後に「アウトかな?」と思ったボールも、強いドライブ回転がかかっているおかげで、深い位置にボールが入ることが多かったですね。
勝手にドライブがかかってボールが入る……といっても、多少の技術やパワーが求められるラケットだと思います。
具体的には、ラケットの特徴を生かすための、「面の真ん中にボールを当てる」技術と、「しっかりとスイングができる」パワーが、必要ですね。
その意味では、中級者(高校1年生)くらいからがベストなラケットだと思います。
後衛特化型ラケットなので、コート深くにスピードボールを打ち込みたい、相手後衛ともっと勝負出来るようになりたい、という人にはとてもオススメできるラケットです。
トップ打ちの球が前衛の横を綺麗に通った時の爽快感や、辛抱強くラリーを打ち合う中で、味方の前衛が決めてくれた時の達成感など、このラケットで後衛ならではの楽しみを味わってください。
私個人は、基本的に攻めて打っていくスタイルなので、ドライブが勝手にかかってくれるこのラケットは、自分からミスすることが減りました。
更に、打感も硬すぎず柔らかすぎない感じで、力強いボールが打てるため、私の特性に合っているラケットだと思いますね。
デザイン的には、黒のシャフトに派手なピンク色の文字という点が気に入って、数あるデザインの中からこの色を選びました。
私が後衛として求めるのは、ラケットの「振りぬきやすさ」です。
振り抜きやすいラケットというのは、ヘッド部分が多少重目で、スイングしたときにその重さが遠心力となってボールを飛ばすことができるラケットです。
力のない人などでも、振りぬきやすいラケットを使うことにより、自然とスイングスピードが上がり、長いボールが打てるようになると思います。
私は、社会人に入るまでは一本シャフトのラケットを使用していたのですが、社会人の選手が打つボールに対して、振り遅れることが多くなったので、以前から、後衛用の二本シャフトにしてみようと思っていました。
やはり二本シャフトの方が振りぬきやすく、更にこのラケットの「ドライブ回転がかかるボールが打てる」という特徴が合っていたみたいで、振り遅れが少なくなり、打ちあえるボールが打てるようになりました。
主に、相手と長く打ち合うときに広角に打ち分けたいときや、チャンスボールの時のトップ打ちのボールを打つときに、このラケットは力を発揮してくれると思います。
後衛でのプレイは、どちらかというと前衛との駆け引きの方が多いです。相手前衛のプレイに合わせて、前衛を攻めるのか後衛と打ち合ってペアに決めてもらうか、などを決めていきます。
だから、相手の前衛の動き方を見てから攻め方を決める感じですね。私の得意な攻め方は、相手後衛と打ち合って、相手に攻めさせずペアの前衛が決める……というパターンですね。
いかがでしたでしょうか
今後も続々とソフトテニスアイテムを紹介していきますので、次回の更新をお楽しみに