こんにちは！ ルーセント企画部の福本剛士です。
1月16日に開催された「ルーセントカップ 第62回 全日本ソフトテニス大会」（東京インドア2022）。日本のトッププレーヤーが頂点を争った大会は、どの試合もハイレベルで見ごたえがあるものでした。
ルーセントのYouTube公式チャンネル「ルーセントTV」では、全試合を公開しています！ ソフトテニスYouTuberさんの解説(決勝戦は、藤井 恒久さん （日本テレビアナウンサー）、小野寺剛さん（東京都ソフトテニス連盟副理事長）が実況と解説）も入っており、楽しんで見ることができますので、ぜひご覧ください！
それに加えてルーセントブログでは、福本的決勝戦の見どころを解説します！ 今回はミックスダブルス！
エキシビションとして実施されたミックスダブルスは、東京インドア初めての試み。男女リーグ戦3位のペア4組で即席のペアを作成して対戦しました。
1回戦の結果は
- 安藤・黑木（東京ガス・ヨネックス）④‐3 徳川・松本（ヨネックス・東京ガス）
- 仲川・坂本（三重高校・アドマテックス）④-2 松田・近藤（アドマテックス・三重高校）
となり、決勝では安藤・黑木ペアと仲川・坂本ペアが対戦しました！
仲川選手と安藤選手の、落ち着いたペースでの打ち合いから試合は始まります。タイミングを窺って飛び出した坂本選手のボレーで仲川・坂本ペアが先制です。途中、安藤選手の鋭いストロークに押される場面もありましたが、最後は安藤・黑木ペアのお見合いを誘った坂本選手のミドルへの浮き球で1ゲーム先取します。
2ゲーム目は安藤選手の前衛の隙を攻めるストロークが冴え、ゲームカウントを1-1に。中川選手と坂本選手の中間を狙ったボールは、1ゲーム目の決定球のお返しとばかりに打たれたような気がしました（笑）。
その後は一進一退の攻防が続き、ゲームカウント2‐2となります。勝負の5ゲーム目もデュースまでもつれ込みますが、安藤選手の厳しいボールを受けた仲川選手のロブはアウト。これで勢いにのったのか安藤・黑木ペアは攻めのプレーで6ゲーム目を4‐0で決め、仲川・坂本ペアを破りました。
坂本選手の積極的な飛び出しは見ていて気持ちよかったですね！ 安藤選手の鋭いストロークにも臆さずに攻め込み、ポイントを稼いでいました。また、仲川選手への声かけをしっかりとしてコミュニケーションを取っていた点も素晴らしかったですね。
試合後のインタビューで安藤選手が「全部黑木選手が指示してくれたおかげです」と言っていたように、黒木選手もポジションの指示を含めて積極的な声かけをしていました。ダブルスの試合は、コミュニケーションが大切だということがはっきりとわかる試合でした。黒木選手はまた、ボレーのタイミングやフォームがすごく綺麗でしたが、陣形が乱れたときのフォローやポジショニングが素晴らしかったですね。
仲川選手の初出場ながら落ち着いたプレーも見事でした。ベースラインギリギリの際どいボールに手を出さずウォッチしたり（15:42~）、打ち込むかと思う場面で前衛の逆を突く（18:50～）クレバーなプレーに実況も驚いていました。と思えば、ロブをノーバウンドでトップ打ちする（17:47～）など攻めたボールも打っていて、さすがインターハイ王者だなと実感しました。
一方の安藤選手は圧巻のストロークでした。ロブを織り込みながら試合を組み立て、前衛の隙をついたパッシングで攻める。さらにボレーに積極的に出る場面もよく見られ、前回出場時より攻撃の選択肢が増えている印象です。マッチポイントをボレーで勝ち取り、思わず出たガッツポーズが印象的でした。
改めて、安藤・黑木ペアのお2人、おめでとうございます！
ミックスダブルスは1回戦含め、どのペアも急ごしらえとは思えないほどの連携が取れていて驚きました。こういう点も気にしながら見ると、勉強になるかもしれません！ 全試合は「ルーセントTV」に投稿していますので、ぜひご覧ください!!
来年の東京インドアは2023年1月15日に開催します！ 今回観にこれなかった方、ぜひ来年は実際にトップ選手のプレーをご覧ください！
それでは！
