ルーセントテニスクラブ豊中の柴野晃輔選手兼コーチが、6月11~12日に開催された「2022年度大阪府テニス選手権大会兼全日本選手権西日本大会選考対象大会」で優勝しました!
今回の大会はショートセット(4ゲーム先取の3セットマッチ)での試合形式。慣れない形式のなかでの優勝ということで、どんな苦労があったのか、どうやって勝ったのか……などなどを伺うため、柴野選手にインタビューを敢行しました!
――おめでとうございます! ショートセットでの試合はいかがでしたか?
やはり、1ゲームの重みが8ゲームマッチとは違いました。1ゲーム落としたら厳しいので、最初からピリッとしていました。ただ、みんなこの形式には慣れていないと思うので、そこは平等だったかなと思います。
――どういう点を気を付けたんでしょうか?
短いゲーム争いになるので、先行させないような展開を作りました。サービスゲームは特に集中し、ファーストをしっかり入れるように気を付けました。おかげで決勝までサービスゲームを落とすことなく進めました。
――今までとの違いはありますか?
これまでのサービスゲームは緩急を付けて揺さぶるタイプだったのですが、今回は結構スピードとパワーで押す「攻めのサーブ」でいきました。そうしてポイントを取っていきましたね。
――逆に上手くいかなかった点はありますか?
ここ最近はリターンが課題と感じています。しっかりと深く返さないと、3球目相手に攻め込まれてしまうので……。もちろん今回もそうだったんですが、逆に浅く打って相手を前に出してパッシングショットを打ったりと揺さぶっていきました。
――キツかった試合はありますか?
やはり決勝戦は厳しかったです。精度の高いプレーをする選手で、追い込まれる場面もありました。今回はデュースがなく、40-40では1本勝負でした。そこで相手のボールが上手く、ゲームが取れなかったこともありました。
――そういう追い込まれた場面で心がけていることはありますか?
引きずらないことですね。相手が上手くて取られてしまうこともありましたが、「今のは相手が上手かった!」と心の中で讃えて、次のポイントに集中するよう切り替えます。いい意味で「仕方がない」と割り切る感じですね。
――テニスクラブの生徒さんと試合について話しますか?
みなさん、試合について聞いてくれたり、応援してくれたりと興味を持ってくれているので、大変ありがたいですね。
――コーチ業との両立は大変ですか?
もちろん厳しい面はあります。自分より経験を積んでいる選手との差は大きく、その差を埋めるための努力を重ねる必要がありますが、体力的にも大変だったりします。なのでお休みの日も、できるだけテニスに時間を割こうと心がけています。
そのなかで、試合に勝利したときの喜びや達成感を生徒のみなさんとも共有できることはありがたいし嬉しいことで、やりがいの1つですね。
――ルーセントに入ってどれくらいですか?
1年8ヶ月くらいです。入った当時に比べると成長はできたなと思っています。攻めるスタイルを目指しているのですが、そこにも少し近づけたかなと。今までは守りながら相手のミスを誘い紙一重で勝つ、というスタイルだったのですが、自分としてはあまり納得がいかなかったんです。ですがルーセントに入って練習を重ね、攻めも守りもバランスよくこなせるようになったと思っています。
――次の目標はなんですか?
「全日本選手権西日本テニス大会」ですね。優勝すれば「全日本選手権」のワイルドカード枠に入れるので、頑張りたいです。大会は9月なので、それまでまた練習を重ねます。応援よろしくお願いします!
――ありがとうございました! 頑張ってください!
ありがとうございました!!
試合結果はコチラ(大阪府テニス協会)をご覧ください。