株式会社ルーセントが特別協賛を務めた「ルーセントカップ 第62回東京インドア 全日本ソフトテニス大会」 が1月16日、東京体育館(東京都渋谷区)で開催されました。
ルーセントが掲げる「ソフトテニス復興元年」の最初のイベントであり、この東京インドア2022で復興元年が幕を開けました。
今大会は男女とも8ペアが参加。4ペアずつに分かれてリーグ戦を行い、上位2ペアがトーナメントで頂点を競いました。
男子は村上雄人・長江光一(NTT西日本)ペアが初優勝しました。村上・長江ペアは出場7回目。2人とも30代半ばと、出場者のなかで最もベテランのペアが初の栄光を手にしました。女子は高橋乃綾・半谷美咲(どんぐり北広島)ペアが、「インドアの女王」の呼び名にふさわしい戦いぶりで2大会連続4回目の優勝を果たしました。


男子
Aブロックは林田和樹・柴田章平(ヨネックス)ペア、船水颯人・上松俊貴(稲門クラブ)ペアが準決勝進出。初出場の仲川晴智・近藤拓空(三重高校)が、プロ宣言した上岡俊介(同志社大学)・丸山海斗(UP RISE)ペアを破り、会場を沸かせました。










Bブロックは村上・長江ペアと船水雄太(AAS Management)・九島一馬(ミズノ)ペアが準決勝進出。矢野颯人・端山羅行(早稲田大学)ペアは初出場初勝利は叶いませんでしたが、トッププレーヤーのなかで存在感を見せました。








林田・柴田ペアは、今季で現役引退を表明している柴田選手の気迫のプレーに加え、林田選手がネットプレーを見せるなど新たな林田・柴田ペアの動きでリーグ戦全勝し、準決勝で船水・九島ペアも破りました。




村上・長江ペアはダブル前衛で鋭いスマッシュを武器に攻め続け、リーグ戦全勝で準決勝進出。準決勝では、船水・上松ペアから逆転勝利をもぎ取りました。勢いもそのままに、決勝で林田・柴田ペアを⑤‐2で破りました。村上選手は「1本1本に集中できたことがよかったです」と語りました。前日練習で長江選手は「若い出場選手のなか、たまにはベテランが勝ってもいいのかな」と述べていましたが、現実となりました。




女子
Aブロックは高橋・半谷ペアと小林愛美・吉田澪奈(東京女子体育大学)ペアが準決勝に進出。今季引退を表明している前々回覇者の徳川愛実・黑木瑠璃華(ヨネックス)ペアは惜しくもリーグ戦で敗退しました。インターハイ王者の寺澤佑珠紀・北川アンナ璃咲(京都光華高校)ペアは初出場の緊張感のなか、準優勝の小林・吉田ペアと競り注目を浴びました。










Bブロックは初出場の松田彩野・坂本茉莉乃(アドマテックス)ペア、石井美々花・浪岡菜々美(日本体育大学)ペアを退けて、笠井佑樹・芝崎百香(ナガセケンコ-)ペア、中川瑞貴・石井友梨(ワタキューセイモア)ペアが準決勝に進出しました。









「小林に打たせればなんとかなる」と吉田選手が絶対の信頼を置く小林選手の鋭いストロークで相手を崩し、吉田選手がネットプレーで決める得意の展開で笠井・芝崎ペアを破り、決勝へ。






一方の高橋・半谷ペアは中川・石井ペアを鋭いカットサービスと縦横無尽にコートを駆けるダブル前衛で圧倒。決勝では小林選手のストロークや吉田選手のスマッシュで攻め込まれても落ち着いて対処し、自分たちのスタイルを崩さずに⑤‐3で勝利しました。半谷選手は「思い描くプレーと体がリンクしてきて、楽しく試合ができました」と話しました。





ミックスダブルス
さらに今回は、初の試みとしてミックスダブルスのエキシビションも実施しました。リーグ戦3位のペアをランダムにくじ分けして即席ペアを作り、トーナメントを行いました。ペアは下記の通り。
仲川晴智・坂本茉莉乃
松田彩野・近藤拓空
安藤優作・黑木瑠璃華
徳川愛実・松本倫旺







仲川・坂本ペアと安藤・黑木ペアが決勝を争い、④-2で安藤・黑木ペアが優勝しました。「黒木さんが指示してくれたおかげ」と話す安藤選手に対し、黒木選手は「コミュニケーションをしっかり取れてよかったです」と述べました。
2年ぶりのトッププレーヤーがぶつかり合う試合は、どの試合も見ごたえ十分で、胸が熱くなるものばかり。ルーセントが掲げる「ソフトテニス復興元年」の最初のイベントでしたが、素晴らしいものになりました!
それは、実際に足を運んでいただき、声が出せないなか拍手で応援して盛り上げてくれた観客のみなさま。
会場まで来れない代わりにライブ配信を視聴し、応援してくれたみなさま。
主催していただいた東京都ソフトテニス連盟や、運営の手伝いをしてくれた学生のみなさま。
そして何よりコロナ禍のなか出場し、熱いプレーを繰り広げてくれた選手のみなさまのおかげです。
本当にありがとうございました!
次回は2023年1月15日(日)、東京体育館で開催します!
今年ソフトテニス復興元年。次の東京インドア2023まで、一緒にソフトテニスを楽しみ、ソフトテニスを盛り上げていきましょう!
ルーセントカップ 第62回東京インドア 全日本ソフトテニス大会