2019年10月16日に公開した記事です。
皆様のソフテニライフに役立つ情報をお届けする『ソフテニ・タイムズ』、今回は“審判のマナー”についてご紹介したいと思います。
ソフトテニスの審判は、参加選手が持ち回りで担当するもの。誰もが審判になる可能性がありますが、審判台に上がるとついつい緊張してしまい、正しい判断ができないこともありますよね こんなとき、どうしたら堂々と審判を務め上げることができるのでしょうか?
そんな疑問を、東京都ソフトテニス連盟副会長として長年、ソフトテニスのルール制定やマナーの普及に尽くされてきた今井史郎さんにぶつけてみました
【毅然とした態度でソフトテニスに向き合おう!】
――審判を任されたときに意識すべきポイントはありますか?
まず、大きな声でコールをするということです。ソフトテニスのルールでは正審判のコールでサーブを打つのが大前提です。だから、コールが聞き取れないと選手はプレーに入れず困ってしまうんです。
――審判に慣れていない人だと声が聞き取れないケースがありますね。
そう。大会でもそんな展開が続くと試合も止まるし、全体の進行にも遅れが出てしまうよね。ジャッジだけでなく、試合をスムーズに進行するのも審判の仕事だと意識しましょう。
――他にも審判を務める際のポイントはありますか?
ありますよ。審判台に座る際の姿勢です。椅子にちゃんと座らなかったり、だらけた態度で審判を務める人を見かけることがありませんか?
審判は試合の結果を左右するような場面での判断権を持っている。特に、ソフトテニスは対戦する両チームの選手が審判も兼任するよね。だから、いい加減な態度でやっていると、「あの審判は自分のチームを贔屓してるんじゃないか」って不満の声も上がるし、公平さに対する不信感も募ってしまうよね。
そうならないためにも、毅然とした態度で試合に、そして選手に向き合ってほしいですね。それこそが審判のマナーだと考えています。
―――自分のジャッジに自信が持てない審判はどうしたらいいのでしょうか?
まずは事前に『ソフトテニス マナーBOOK』をしっかりと読み込むことだね。そこにルールや審判のマナーなど、大事なことが書いてある。ちゃんと準備をすれば、堂々とジャッジすることができるよね。毅然とした態度で、みんなが気持ちよく試合を終えられるように努力する。この姿勢こそが審判のマナーと言えるんじゃないかな。
――ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
勝負の裁定を下す審判は責任重大な役割。しっかりと準備をして、みんなが楽しめる試合にしたいですよね! 読者の皆さんも、毅然とした態度で審判を務め上げてください
今後も続々とソフトテニスに関わる情報を発信していきます
次回の更新をお楽しみに
ソフトテニスの詳細なマナーやルールは、公益財団法人日本ソフトテニス連盟が発行している『ソフトテニス マナーBOOK』に記載されています。公式サイト(下記リンク)にも公開されているので、一度チェックしてみましょう
■公益財団法人日本ソフトテニス連盟公式サイト
ソフトテニス マナーBOOK