「第51回全日本社会人ソフトテニス選手権大会」が9月2~3日に福岡市で開催され、一般女子の部でルーセント実業団の河村希美選手(ペア:後藤理子選手(Jhonny’s))がベスト8に入りました。
この結果により、見事「第78回 天皇賜杯・皇后賜杯 全日本選手権大会」(11月17~19日)の出場権を獲得した河村選手に、直撃インタビューを決行! 試合について伺ってきました!!
――全日本社会人、お疲れ様でした。まずは初日についてお聞かせください。
初日なので、やはりいろいろ連携が上手くいかないこともありましたが、プレーするなかで2人で修正して調子が出てきて、点が取れるようになったことかなと思います。
3試合とも厳しい場面がありましたが、突破できてよかったです。学生時代、相手を気にし過ぎて負けてしまうことがあった経験から、対戦相手を事前に見ないようにしているので、とにかく目の前の試合に集中しました。1戦目、3戦目は相手の勢いを抑えてポイントを奪い、勝つことができました。押された場面もありましたが、落ち着いて対応できたと思います。
2戦目のアキムのペアが初日の正念場でしたね。ここはシードでしたし、実は2年前の実業団リーグで敗れた相手なんです。当然強いことはわかっていましたし、リベンジという意味でも、気合を入れて臨みました。
展開としては先にリードを奪われてしまいましたが、2人で「相手より先にポイントを取りに行こう」と決めて、巻き返すことができました。


――勝ち抜けられた要因は?
私たちのスタイルは、後藤さんがしっかりと打って、私が相手の嫌なところを突いて点を取るというものです。自分たちのテンポにいかに引き込むかが大事だと思っているので、後藤さんは緩急を付けて打つことを練習していましたね。今回、ライジング気味にボールを返す場面もいくつかあり、ここぞというときにテンポを上げて打っていたという印象です。それで相手が崩れたところを、私が決めにいきました。そういうコンビネーションが上手くいったことも、勝てた要因の1つかなと思います。


――2日目はいかがでしたか?
ダンロップペアとの準々決勝は、当初1-3とリードされてしまいました。厳しい状況でしたが、何とか挽回して勝つことができました。
――どうやって挽回したんですか?
追い込まれてはいたのですが、「ファイナルゲームで勝てればいい」と後藤さんと決めていたんです。自分たちのテンポでプレーすれば大丈夫だと思っていたので、状況のわりに落ち着いていたと思います。
そこからは後衛にプレッシャーを与えることで、こっちのペースに持ち込むことができました。



――メンタル的な駆け引きもあったということですね。
そうですね。「そのときのゲームを取る」ではなく、「最終的に試合に勝つ」という考え方ができたのが良かったのかなと。
――準々決勝はいかがでしたか?
日本代表に選ばれる実力派ペアが相手だったので、やっぱり強かったです。最初2ゲームリードできましたが、連戦でお互い疲れがあったからか、結構ギリギリで取れた感じでした。
そこから向こうが先に仕掛けてきて、ペースを握られてしまいましたね。おまけに私が後半、足が攣りかけてうまく動けなくなり、そこを突かれて敗れました。あと一歩動ければ、という厳しいボールをバンバン打たれて、実力的にも駆け引き的にも「流石だな」って感じでしたね。
――お疲れ様でした。皇后杯出場権を得ましたが、意気込みを教えてください。
目標を決めてしまうと力んでしまうので、まずは楽しもうと思います。コートがハードコートになので、オムニコートでだいぶ疲労していた身体のままでは、さらに疲れてしまうかなと……。なので、しっかりトレーニングをしていこうと思います!
応援よろしくお願いします!
――ありがとうございました! 頑張ってください!
河村選手が出場する皇后杯は11月17~19日、有明テニスの森で開催されます! 応援よろしくお願いします!!
<河村希美・後藤理子ペア試合結果>
9月2日
④-2 松村・亀田(どんぐり北広島)
④-3 小野・山根(アキム)
④-2 中西・山本(ワタキューセイモア・城山観光)
9月3日
④-3 小川・清水(ダンロップ)
2-④ 志牟田・根岸(東芝姫路)
第51回全日本社会人ソフトテニス選手権大会
試合結果(日本ソフトテニス連盟)