5月29日(土)~30日(日)の2日間、ミツトヨスポーツパーク郷原(広島県呉市)で開催された「第76回国民体育大会広島県代表候補選手選考会」に、実業団「ルーセント大阪」の小田龍翔選手が出場しました。
リーグ戦を行い、各リーグ上位2位同士による決定戦に勝利すれば強化指定選手に決定する戦い。小田選手はダブルスは決定戦まで進んだものの、1歩及ばず逃してしまいました。しかしシングルスでは見事に強化指定選手に決定しました!
試合が終わったばかりの小田選手にコメントをいただきました!!
――シングルス強化指定選手決定おめでとうございます!
ありがとうございます! 実業団の試合や普段の練習でもシングルスはしているので、自分自身楽しんで試合に臨めました。全体としては、思うようにプレーできたのではないかと思います。
――代表決定戦はファイナルゲームまでもつれたということですが。
そうですね。相手の沖本瑛洸選手(JFE西日本福山)は、最後の最後までボールに追いつこうとする粘りがすごい選手でした。最初は3-1でリードしていたのですが、攻め急いでしまったためにミスが目立ち、沖本選手の粘りもあって追いつかれてしまいました。なんとか自分を落ち着かせて、最後はレシーブからのボレーを決めることできたので嬉しかったです!
――「これはうまくいった」というプレーはありますか?
シングルスの試合で、相手が打ち込んだシュートボールをさらに強打で返し、ノータッチで決まったプレーですね。気持ちよかったです!
それまで逆クロスで打ち合っていて、僕がストレートに軽く振った後に相手がクロスに打ってきたんです。そのコースを予測して、クロスで強打を返しました。相手の虚を衝いて返せたところはよかったなと思います。
――ダブルスはリーグ戦は突破したものの、決定戦で敗北。惜しかったですね。
丸山章選手は高校時代のペアで、久しぶりに組みました。ちょっとお互いに遠慮しながらで、思い切ったプレーができなかった場面が多かったなと感じます。
さらにシングルスの疲れが取り切れなかったのもあり、最後の方は全然身体が動きませんでした。体力不足を実感しました。
――気になった選手はいましたか?
NTT西日本の選手は、やはり日本のトップクラスのチームだけに、フィジカルもメンタルもハイレベルだなと思いました。連続する試合でも疲れを感じさせない動きで、プレー1つ1つがしっかりしていました。
――今後の課題は?
1つは先ほども言った体力不足。試合が連続しても、きちんとこなさないといけないと感じました。
もう1つはメンタルです。今回、大学生には負けて社会人には勝てたんです。何が違うのかなと振り返ったら、勢いなのかなと。「若い力」というとちょっと違うかもしれませんが、気分が乗ってきたらその調子で突き進む感じに押されてしまったというか。ダブルスの最後の相手の西田・矢川ペア(広島修道大学・日本体育大学)にも、すべて振り切って攻めてくる勢いに押されたというのがあります。そういうときに落ち着いて対応できるようにならなければなと感じました。
――次の目標を教えてください。
もちろん国体メンバーを目指します! それもありますが、NTT西日本をはじめとするハイレベルなメンバーと練習できるという貴重な機会です。少しでも多く、彼らの技術やプレーを積極的に盗んでいきたいです。そうすればチームにも還元できますし、テニスクラブにもたまにコーチとして出るので、その時に生徒のみなさんにお伝えできるかなと思います。
――ありがとうございました! 頑張ってください!
ありがとうございました!
シングルス試合結果
ダブルス試合結果