ソフテニ・タイムズ第4回をお届けします
今回は、「ルーセント&LUC+ ウェア性能比較検証」と題して、
ルーセントウェアとLUC+から発売されているウェアの
性能の比較検証を行ってみます!
今回、比較検証を行うウェアは、
ルーセントとLUC+から発売されている、計13種類!
それプラス、比較対象として、量販店で買ってきた
「綿100%Tシャツ(白)」を用意いたしました。
ルーセント社屋の屋上にズラリと揃ったウェア!
こうして並べると、デザイン・カラーの豊富さも一目でわかります。
なお右端は比較用の「綿100%Tシャツ(白)」です。
さて、全3回を予定しています、比較検証、第1回の今回は、
「ウェアの吸水速度」を検証していきます
ウェアには、プレイ中に湧いてくる「汗」を素早く吸収して欲しいもの。
その吸収する速度が早ければ早い程、快適にプレイが続けられるというものです。
検証方法はごく単純。
1:スポイトに「5cc」の量の水を用意し、合図と共にウェアにかける(ウェアは汗を吸収することを想定して、裏返しにしています)。
2:ウェアに水分が吸収されるまで、ストップウォッチで計測する。
……と、言った具合になります。
ちなみに5ccの水がウェアに吸収されると、大体直径12cmくらいの染みになります(今回、検証のためにお邪魔したルーセントの開発室に、色々な計測器が置いてあったので、計ってみました)
まずは、LUC+の人気商品、 「XLH2467 ゲームシャツ(バンダナブルー)」で検証を。
裏返したウェアに、スポイトの水をそそぐと、布地の表面にジワーっと水たまりが広がった後、スーッと布に水分が吸収されていきます。その時間、約6.45秒。
なお、今回の「水分が吸収されるまでの時間」は、検証のストップウォッチ担当者が目で見て「うん、吸収された!」と思った瞬間にストップウォッチを止める、という、「完全に観察者の主観に依る」計測方法で計っております
吸収されるまでの時間は、「厳密な実測値」というよりは、あくまで「目安」的なものとお考え下さい。
続いて、個人的に胸のポケットのワンポイントが好きなLUC+の 「XLH3234ゲームシャツ(モクグレー)」で検証を。
こちらは先ほどの「XLH2467」よりも吸水速度が速いです! 先ほどの場合、布地の表面にジワーっと水たまりができた後、スーッと布に水が吸収されていきました。つまり、「ジワー、スーッ」といった具合に水が吸収されていきました。
ですが、こちらのXLH3234は、水が布地に落ちた瞬間にスーッと布に吸収されていきます。「ジワー」がない分、明らかに速度が速いです。タイムは約4.45秒。おお、速い
ではここで、比較用に持ってきました「綿100%Tシャツ(白)」にも水を落としてみましょう。
水を垂らすと……あれれ、全然布地に染み込んで行きません。やはり、専門に開発されたウェアと比べた場合、「綿100%Tシャツ(白)」の吸水速度は、差が出るものですね
1分経過、じわじわと布地に水が吸い込まれていきます。
さきほどの2着のウェアは、水を垂らしたポイントを中心に、均等に周囲に水が吸い込まれていったので、「染み」の形が円形をしていましたが、こちらはいびつな形で染みができています。布地の吸収加減にムラがあるのかな?
中々全部吸い込んでくれないので、2分30秒ほどカウントしたところで、「まあ、だいたい吸い込んだよね」ということにして、計測をストップ
改めて、10秒以下で水を吸収しきるウェアって、やっぱり専門に開発されただけのことはあるのですね(感嘆)。
さて、そんな具合に残りのウェアも検証していきまして(いずれもあっという間に水を吸収するので、先ほどのTシャツにくらべて検証がはかどること!)、
以下の表のような検証結果となりました。
※先ほども言いましたように、かなり原始的な計測手段を取っていますので、秒数はあくまで目安とお考え下さい。
ウェアの吸水速度は、大まかに、「水を落とすとそのままスーッと布地に染み込んで行く」、「S級」スピードのものと、「いったん布地の上にジワーっと水たまりが広がった後、スーッと布地に吸い込まれる」、「A級」スピードの2種に大別される具合です。
とはいえ、先ほどの「綿100%Tシャツ(白)」が、5ccの水を吸いきるのに2分30秒以上かかったことを考えますと、「A級」スピードでも、充分に超高速だと言えそうです。あらためまして、「専門に開発されたウェアはスゴい!」と思います。
試合中、ふいに流れてきた汗で、プレイにトラブルが生じてしまうことはよくあること。汗の吸収の速いルーセント・LUC+のウェアで、ベストなプレイができるよう、備えましょう!
さて次回の検証ですが、
今度は汗の「吸水量」を調べてみたいと思います。乞う御期待